視能訓練士学科1年制 実習の様子を紹介します!
2015年7月23日
眼科検査には「電気生理」という分野があります
眼や脳の波形を取り、網膜の状態や眼から脳への経路が正常に機能しているかどうかを検査します
ちょっと難しい分野ですが、医師が正しい診断をするためにとても大切な検査なんです
今回は、臨床に出て6年間、毎日患者様と向き合いながら自身の専門性を高めている本校の卒業生をお迎えし、「臨床に役立つ電気生理」について教えていただきました
午前中は講義を受け、午後からはいよいよ実習です
実習内容は電気生理の分野の中でも臨床で検査する機会の多い「ERG(網膜電図)」です
まずは耳たぶとおでこをアルコール綿で拭き、余分な皮脂を取ります
耳たぶとおでこに電極をつけます
両眼に点眼した後、コンタクト型の電極をつけます
ここからが本番 患者役の学生も、検査する学生も緊張しています
先生からは「患者さんに上を見てもらって」「下まぶたを少し引いて」などアドバイスが
落ち着いて、落ち着いて・・・
「こんな場合もあるよ」「こんな患者様の場合は・・・」
先生の臨床経験にもとづくお話に、学生たちはしっかりメモを取ります
準備はOK
検査は眼前でピカッ と強い光を当て、網膜の波形を取ります
うまく波形は出たかな ?
今回は学生同士で協力し、先生に一つずつアドバイスを頂きながら準備と検査を行いました
実際の検査は暗室で、患者様と検査する視能訓練士のみです
患者様にとって初めての検査、そして暗い検査室・・・、それはとても不安なものです
視能訓練士は患者様の負担にならないように素早く準備しながら、不安を取り除けるよう配慮することを忘れてはいけないと教えていただきました
臨床実習まであと1ヶ月と少し 気合を入れて頑張っていきましょう
【視能訓練士学科1年制】の授業風景はこちら☆