診療情報管理士学科 視能訓練士学科内部進学コース「生理光学」
2017年12月10日
生理光学の実習として、今回は「裸眼視力の測定」をしました
皆が一度は目にしたことがあるコレ
実は「ランドルト環」という名前があり、測定のルールや手順も決まっているのです
また、検査結果をカルテへ記入する方法も決まっています
「裸眼視力の検査」は、視能訓練士のお仕事の基本中の基本です
まずは、レフラクトメータという機器を使用し、近視や乱視があるかどうかを測定します
以前から実習で触っているので、慣れた手つきで検査が出来ています
その後、ランドルト環の並んだ標準視力表やランドルト環とカナが混じった準標準視力表を使用し、本格的に裸眼視力を測っていきます
一番上の大きなランドルト環でも見えない時は、視標を持って患者様に近づいていきます
時間をかけず、いかに正しく裸眼視力の測定が出来るかが視能訓練士の腕の見せ所です
皆苦戦しながらも、患者様にどのように説明すると検査がスムースに出来るのかを考えながら練習していました
また、低視力者の疑似体験キッドを使用し、「患者様の見え方を知り、検査時の声かけを工夫する」ことも行いました
視野に関しての障がいは様々で、視野異常(半盲・中心暗点・狭窄など)や色視症などの体験をしました
見えている範囲がかなり狭い患者様に恐怖心や不安感を与えないようにするにはどのようにしたら検査がしやすくなるのかなど、それぞれが考え、工夫しながら声かけをしていました
視野狭窄などを体験した学生は、
「思っていたよりも見える範囲が少なすぎる」
「急に声が聞こえたら怖い」
「患者様にきちんと認識してもらってから話し始めようと思う」
など、色々な気付きがあったようで、患者様を理解しようという気持ちが強まったようです
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