卒業研究発表

生活習慣とPMS(月経前症候群)の関連について

2019年度 【理学療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

 先行研究により,女性の月経周期の影響で物事の認知に変化が起こり,月経前は感情反応が異なると示唆され,また,生活リズムの乱れにより月経前症候群(以下PMS)症状が多いと報告されている.本研究は,女子学生を対象に,生活習慣や性格とPMS症状の関連性について調査した.

対象者および方法

 対象は,本校理学療法士学科女子学生161名,年齢20.22±3.88歳,BMI21.19±2.29,質問紙法にて実施した.

結果

 腰痛と冷え,腰痛と負けず嫌い,下腹部痛と負けず嫌い,頭痛と負けず嫌い,疲れと毎日の入浴で関連性がみられ,有意差が得られた(p<0.05).睡眠時間とPMS症状との関連性はみられず,有意差は得られなかった(p>0.05).

結論

 女子学生を対象に生活習慣とPMS症状の関連について検討した.生活習慣とPMS症状の関連性はみられず,性格や冷えとPMS症状の関連がみられた.今回BMIを18以下,18以上25未満,25以上で分けると18以下が少なく検討できなかったため,今後分類を再検討して分析する必要がある.また,運動習慣や冷えにつながる生活習慣とPMS症状の関連を調べる必要がある.

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