卒業研究発表

在宅リハビリでのリスク管理調査

2019年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

 2025 年の年間死亡者数は160万人を超え,全高齢者の8割は病院で死亡することが予想されている.ここ数年の病床数はほぼ横ばいであり,今後も病床数の増加は見込めないと予測する.その為,在宅医療にシフトすると予想されている.在宅医療を必要とするものは2025年には29万人と推計され,約12万人増加するとされる.そのため在宅リハビリを必要とする人が増え,これまで以上に在宅で働く作業療法士が必要となることが予想される.

対象者および方法

 訪問看護ステーションに勤務している作業療法士47名(男性24名,女性24名).作業療法経験年数は11.77±7.88(平均±標準偏差)年であった.方法は内容分析と単純集計で行った.倫理審査委員会の承認を得て実施した.

結果

 アンケート結果より8項目に分類された.中でも歩行時の環境について多く得られ,身近にあるカーペット・コードなどの物品やコンクリートの隙間・小さな段差・滑る廊下などが挙げられた.

結論

 在宅では目的の生活行為を行うための,安全な屋内歩行が一番大切にされており,動線上におけるその人にあわせたリスクを予測する必要がある.

記事一覧
大阪医療福祉専門学校 TOP

CATEGORY MENUカテゴリーメニュー

もっと詳しく知りたい方は