卒業研究発表

感染症とオンライン診療

2020年度 【診療情報管理士学科】 口述演題

背景

大阪府の調査によると府内では6月末の時点でCOVID-19の全感染者数のうち12%が院内で感染していることが明らかになった.そのため,これからの医療サービスにおいて患者との接触なく行えるオンライン診療の重要性について議論されている.

対象者および方法

本校5学科641名に対してオンライン診療の必要性などを問う7問のアンケート調査を実施し,単純集計を行った.

結果

回答率は80.7%(641名中517名)であった.「オンライン診療を知っている」と答えたのは34.7%,そのうち「遠隔医療を利用したことがある」と答えたのは4.3%,「今後利用したい」と答えたのは60.8%であった.利用したい理由は「感染予防のため」と答えたのが63.8%で最も多かった.

結論

少子高齢化の進行による在宅患者の増加,感染拡大軽減のための軽症患者の在宅治療によって遠隔医療の必要性が増加し,更に精度の高い管理医療システムが求められる.その中で診療情報管理士はただ必要とされる業務をこなすだけでなく,我々自身が遠隔医療の分野においてその実用性と有用性について提案する立場でなければならないと考える.

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