卒業研究発表

パラリンピックにおける視覚障がい者競技の等級分けと認知度調査

2020年度 【視能訓練士学科 3年制】 口述演題

背景

東京パラリンピックの開催にあたり,視覚障がい者競技の認知度が低いことが現状であると感じたため,視覚障がい者の方が参加できる競技・等級分けの認知度を調査したいと考えた.

対象者および方法

対象は,大阪医療福祉専門学校の193名(視能訓練士学科1年制と視能訓練士学科3年制3年74名,作業療法士学科昼間部3年41名,理学療法士学科昼間部3年39名,言語聴覚士学科3年13名,診療情報管理士学科3年26名)に対し,グーグルフォームを用いたアンケートを実施した.

結果

視能訓練士学科と他学科の視覚障がい者競技9種目における認知度に大きな差は見られず,両者ともメジャーな競技の正答率は高く,マイナーな競技になると両者とも正答率が低い結果となった.等級分けにおいては,他学科は分からないとの回答が多く,視能訓練士学科の学生は詳しい視力・視野の選択率が高いが正答率は低かった.

結論

視覚障がい者競技の認知度・等級分けへの理解は全体を通して低かった.今後、視覚障がい者競技を広げていくためには,臨床現場での情報提供や多職種との連携を行うことが大切であるといえる.

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