卒業研究発表

ICUリハビリに対する卒前教育について

2020年度 【理学療法士学科 夜間部】 口述演題

背景

診療報酬改定において,2018年度に特定集中治療室管理料の加算点数として「早期離床・リハビリテーション加算500点」が認められ,新たに急性期理学療法における診療報酬が追加された.そこで,卒前におけるICUに対する内容についての知識を調査することとした.

対象者および方法

本校理学療法士学科昼間部2,3年,夜間部3,4年の学生男女(全144人)を対象に自記式質問紙調査法を実施した.質問項目は,卒後急性期志望の有無,ICUリハビリを学びたいか・学ぶ時期・実習での経験の有無・イメージ・関連職種・重要知識などである.

結果

調査結果より,卒後急性期志望であった学生の2/3がICUの関連職種を正しく知らなかった.また,ICUリハビリを学びたいと回答した学生は7割近くに及び,学ぶ時期は卒前に行うべきだという回答が半数以上を占めていた.

考察

今回の調査から,多くの学生はICUリハビリに対する知識の必要性を感じていることが分かり,卒前教育としてICUリハビリの導入を行う必要性があることを提言したい.また,同様のアンケート調査を他の医療系の専門学校や大学に調査を拡大し,実施していきたい.

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