卒業研究発表

学習機会と職種内容の理解の差がスポーツ領域に及ぼす影響について

2020年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

鳥居らの研究によると作業療法士学生はスポーツと作業療法の繋がりの理解が乏しく知る機会も少ない」と述べている.また,理学療法士(以下PT)は日本スポーツ理学療法学会が存在し,スポーツとの関連性はあるが作業療法士(以下OT)には学会が存在しない.

対象者および方法

対象は,作業療法士学科学生117名,理学療法士学科117名.Googleフォームを用いてWEBでのオリジナルアンケートを用いて実施.

結果

アンケートの結果から授業や実習を通してスポーツ障害を学ぶ機会があったかという質問では,作業療法士学生より理学療法士学生の方がスポーツ障害について学ぶ機会は多かったが,共に知識が定着していない事が分かった.またOTが思うPTのスポーツ障害の必要性は99%ありと答え,PTが思うOTの必要性は74%ありと答えた.

結論

講義の中で,スポーツの意味や概念についての内容を含め科目間連携を図る事や,実技指導などで「作業療法とスポーツ」についての知識・技術を高める事,またチーム医療論による他職種への作業療法の必要性を啓発する事で作業療法の需要が高まりスポーツ分野への職域拡大に繋がると考える.

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