卒業研究発表

ブラインドメイクと化粧訓練士の可能性

2020年度 【視能訓練士学科 3年制】 口述演題

背景

1年次の授業で視覚障がい者が鏡を見ずに自分自身でメイクを行うブラインドメイク法を知った.本研究で鏡を見ずにメイクすることの難しさやブラインドメイク法実施後の出来映えの変化を感じてもらい化粧訓練士の認知に繋げたい.

対象および方法

対象は,視能訓練士学科3年制1年生10名(女性10名,年齢18+1歳) 方法は,ブラインドメイク法説明前後で2度メイクを行う.その出来映えをそれぞれ被験者自身で評価し,最後にアンケートを行う.評価法は,5項目の到達度を点数化したルーブリック表で行う.

結果

ブラインドメイク法説明前後での出来映えを評価するルーブリック評価項目では,5項目中全ての項目で平均10.2点の向上が見られた.アンケートでは,興味を持ったが3名と,化粧訓練士に関する関心が高まった.

結論

ブラインドメイク法を実施することで,鏡を見ずにメイクすることの難しさを感じるとともに,化粧訓練士の認知に繋がった.より多くの方にブランドメイク法と化粧訓練士の存在を広めることがロービジョン患者のQOL向上のための第一歩である.

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