卒業研究発表

自粛生活が引き起こす症状とその対策について

2020年度 【理学療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

新型コロナウィルスの感染拡大に伴う外出自粛の長期化は,本学校でオンライン学習を進める契機となった.長時間のディスプレイを見ることにより様々な身体症状,精神症状が起こると言われており,それらの症状に対し対策を考え提言することで症状の軽減と改善を目的に本研究を行った.

対象および方法

対象は,本校理学療法士学科189名(昼間部2年生41名,3年生34名,夜間部1年生39名,2年生36名,3年生39名)とした.方法は,アンケートを行い自粛期間中の睡眠時間,運動時間の変化,オンライン授業時の体勢,使用機器,自粛期間中に悪化した身体症状,精神症状を調査した.

結果

アンケート結果より運動時間の減少があり,身体・精神症状も肩こり,眼精疲労,集中力の低下など自粛期間中に悪化しており,VDT症候群と似た症状の出現があることが分かった.

結論

自粛期間中のオンライン授業が身体・精神に様々な影響があることが分かった.また,身体・精神症状に対し先行研究からセルフストレッチなどを提言した.今後,本学生だけでなく,一般人にもデスクワークなどで起こるVDT症候群に対してもコンディショニングの観点から貢献していきたいと考えている.

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