卒業研究発表

PMS(月経前症候群)と性格の関連について

2020年度 【理学療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

女性の月経周期の影響で物事の認知に変化が起こり,月経前では感情反応が異なると先行研究で述べられている.本研究は,女子学生のPMS症状と性格との関連性について調査することである.

対象および方法

本校女子学生268名(年齢18~22歳)に対し,Googleフォームにてアンケート調査を実施した.質問項目は,年齢,PMS症状を知っているか,PMS症状はあるか,精神症状・普段の性格・日頃のストレスについて(選択肢より選ぶ),で実施した.

結果

約9割の女性にPMS症状がみられた.性格が繊細な人ほどPMSの精神症状が多いと仮説を立てていたが,性格と出現する精神症状数に相関はみられなかった.今回は精神症状数を調査したが,個々の症状の重さ(重症度)は調査出来ていない.

結論

今回は本校女子学生を対象に,PMS症状と性格の関連性について調査を行った.一般的には種類は少なくても症状は重く,日常生活に支障が出る人も増えてきている.1つの症状が重度な場合,普段の性格やストレスと関係することが考えられるため,今後は精神症状の重症度を調査し,より症状の重度な人を対象に普段の性格やストレスとの関連を見ていく必要がある.

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