対面授業内のグループワークとオンライン授業のグループワークでの違いについて
2020年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題
背景
秋山らは，オンライン授業は，対面授業と同等あるいはそれ以上の教育効果があると述べた．オンライン授業は対面授業に相当する教育効果があると思われる．
対象者および方法
対象は，作業療法士学科昼間部，夜間部3，4年，理学療法士学科昼間部2，3年，夜間部3，4年の320人にアンケート調査を実施し，回答数は113人（性別：男性3割，女性４割 年齢：10代が25％で20代が62％で30代が10％で40代が2％）であった．
結果
Zoom内のグループワークでとても満足していると答えた割合は1.8％となり，満足度が低い結果となった．また，コミュニケーションの取りやすさでは，対面授業内のグループワークがZoom内のグループワークよりも大幅に多い結果となった．理由としては相手の顔が見えやすいことが一番に上がっている．
結論
同じ空間にいることで，場の共有ができる対面授業の方がいい． Zoom授業の課題としては，見られているというプレッシャーがないことから，集中力が持続せず，グループワークに積極的に参加することのない人がいることにつながると考える．
