卒業研究発表

医療関係アルバイト・ボランティアにおける学習意欲の関係

― 医療学生からのアンケートより ―

2020年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

古澤らは,医療関係アルバイトをしている人としていない人を比較し,しているほうが学習意欲の向上につながり,高橋らは,ボランティアに参加した人のほうが学習意欲が高まると述べている.

対象者および方法

対象は,大阪医療福祉専門学校生の作業療法士学科110人,理学療法士学科75人,視能訓練士学科3年制54人,計239名(女性76% 男性24%)に対し,WEBアンケートを実施.

結果

学習意欲の変化では医療関係のアルバイトやボランティアをしている人の方が向上していた.得られたこととしてボランティアでは達成感や,自分の人格形成や成長にプラスになった等が多く,アルバイトでは物や金銭に対しての価値観が変化した,責任感が高まったなどが多かった.また学習時間の変化としてボランティアでは増加していたが,アルバイトでは増加だけではなく,減少もみられた.

結論

アルバイトでは金銭目的,ボランティアでは興味関心があることから活動に対する意識の違いが学習意欲に関係していると考えた.今後はアルバイトだけをしている人,ボランティアだけをしている人,両方を行ったことがある人の3つのデータを比較していきたい.

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