卒業研究発表

優秀演題

Web授業を受けた学生の意欲・理解度の実際

― 新入学年と最終学年の回答の比較 ―

2020年度 【作業療法士学科 昼間部】 優秀演題

背景

新型コロナウイルスの影響で一斉にWeb授業が広まった.そこで,今後主流になるかもしれないWeb授業に対する学生の現状をアンケートで調査し,新入学年と最終学年の結果を比較することにした.

対象者および方法

大阪医療福祉専門学校,作業療法士学科,新入学年(昼間部1年生・夜間部1年生,計76名),最終学年(昼間部3年生・夜間部4年生,計50名)の合計126名に対しGoogleフォームにてWeb上でのアンケートを実施.結果は自動的に集計され,表やグラフにまとめられる.

結果

Web授業よりも対面授業の方が良いという意見が多かった.Web授業に対する意欲・理解度は最終学年と比べ新入学年が低く,最終学年は意欲・理解度ともに個人でばらつきが見られた.新入学年ではクラスメイトとの面識がほとんどない為Web授業が受けにくいという意見があった.

結論

Web授業は自然災害や感染症の流行の中でも授業が出来るメリットがある.Web上で授業を行う場合には,①授業のルールを確定する,②Web授業では質問の仕方を工夫するということが必要である.特に新入学年ではクラスメイトや教員と関わる機会を増やす,最終学年では全員の学力の向上を図る.などの工夫により学生がWeb授業に対し前向きに取り組めるようになるのではないかと考えた.

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