対人関係が学生生活に与える影響
2021年度 【作業療法士学科 夜間部】 口述演題
背景
我々のクラスでは,現在に至るまで学校を辞めてしまった人が多い.またこれは他のクラスにも言えることでもある.その理由として対人関係が大きく関係していると考え,在学期間で多くの対人関係をもつ事が,学生を続ける上で必要であることをあきらかにするため研究を行った.
対象および方法
大阪医療福祉専門学校夜間部の作業療法士学科4年生25名,理学療法士学科4年生5名,計30名を対象とした.方法に関しては,Googleフォームにてアンケート調査を実施した.
結果
学校が充実していると回答した方の6割が理由として対人関係を挙げている.充実していないと回答した方は8割が理由として勉強を挙げている.また,全回答者の主観的な親しいと思う人数を調査したところ,平均人数は,学校が充実していると答えた方の方が多かった.
結論
学校の充実度には少なからず対人関係が関係していることが分かった.しかし,国家試験を控える学生として充実度には勉強が非常に大きな要因であると考えられ,勉強に不安要素が少なく,その上で対人関係が充実すると,より学生生活が充実するという結論に至った.つまり,学校の充実度を上げるには勉強が一番の要因であり,その上から対人関係が関わってくるという結論に至った.