卒業研究発表

運動習慣ならびに生活習慣が月経症状に及ぼす影響について

2021年度 【理学療法士学科 夜間部】 口述演題

背景

先行研究により生活習慣が月経症状の有無に関連していると示唆されている.それを踏まえ本研究では,運動・生活習慣と月経時における身体症状の関連性を知ることを目的とした.

対象者および方法

対象は,理学療法士学科昼間部1∼3年,夜間部1∼4年,作業療法士学科昼間部1∼3年,夜間部1∼3年,言語聴覚士学科1∼2年,視能訓練士学科1∼3年女子学生232名に対してGoogleフォームを用いたアンケート調査を実施し,X2検定を用いて分析した.

結果

朝食における欠食の有無と月経時身体症状,また食事3食のうち1∼2欠食の有無と月経時身体症状に関連があり,有意差がみられた(p<0.05).運動習慣の有無と月経時の痛み強度では運動習慣有が0.54%,運動習慣無しでは0.69%であった.運動習慣の有無と月経時身体症状の数,朝食欠食の有無と月経不順の有無では関連性がみられず,有意差は認められなかった(p>0.05).

結論

1日の食事3食のうち1∼2欠食がある場合,また朝食の欠食がある場合は月経時に身体症状の悪化に大きく関与することが示唆された.また,有意差はみられなかったが,運動習慣の有無で月経時の身体症状が変化することが分かった.

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