卒業研究発表

医療系専門学校のコロナ感染予防対策の実行状況とその必要性

2021年度 【作業療法士学科 夜間部】 口述演題

背景

新型コロナウイルスによる感染者数の増加が著明になってきている.本研究では,本校学生による感染予防対策の実行状況を把握し,その内訳を明らかにする.

対象者および方法

本校作業療法士学科昼間部3年生,夜間部4年生を対象とし,臨床実習前50名, 臨床実習後49名にアンケートを実施し,新型コロナウイルスの感染予防対策の意識調査を行なった.方法はGoogleフォームを用いてアンケートを行い,臨床実習前と臨床実習後の感染予防対策に関する意識の変化を比較する.

結果

臨床実習前の方が,感染予防対策の意識が高かったが,臨床実習後では感染予防対策の意識がやや低下していることが,本研究のアンケートの結果から明らかになった.

結論

前後比較した結果,①自粛の実行が25.1%低下,②人との距離を取るが13.5%低下,③換気の実行は13.1%低下した.一方,外出後のうがいは9.6%に上昇した.臨床実習前は,2週間前から外出自粛の指示があり感染予防意識が高く,臨床実習後は開放感から意識の低下が見られたと考察する.

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