卒業研究発表

集団への意識の高さが意欲に及ぼす影響

― 学業,授業,学校生活に関する意欲 ―

2021年度 【作業療法士学科 夜間部】 口述演題

背景

本研究は,教員とのコミュニケーションと学生の学校生活の満足度,個人目標に対する認識が高いメンバーは活動意欲が高いことを考察したうえで,学校やクラスなどの集団への意識の高さに焦点を当て,意欲向上の関連性について調査する.

対象および方法

対象は大阪医療福祉専門学校学生の作業療法,理学療法の昼間部,夜間部として,Googleフォームでアンケート調査を行う. 意欲低下領域尺度の使用により学業,授業,学校についての意欲の測定を行う.友人との学習活動の項目と記述統計量の使用により,集団への意識の高さの測定を行う.

結果

意欲と協力度は共に,実習中であった理学療法士学科が,一番高い傾向となった.集団への所属感や集団内での交流などを示す項目も,理学療法士学科で高い傾向が見られた.

結論

実習など共通の課題があると協力度が高まり,意欲も高まることが示唆された.また,クラスでの役割,居場所が出来ていたことが協力度の高さにも関係していることが示唆された.そのため一年次から役割や居場所を獲得できる取り組みが必要であると考える.

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