卒業研究発表

リハビリテーション学生におけるリハビリテーション栄養の興味・関心

― 作業療法学生に焦点を当てて ―

2021年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

森と若林の研究によると,栄養障害はサルコペニアの原因の1つと知られており,高齢者の加齢などによるサルコペニアは身体機能や嚥下機能の低下が認められていると述べている.

対象者および方法

対象は,大阪医療福祉専門学校の臨床実習経験がない作業療法士学科昼間部3年制1,2年の77名,夜間部4年制1,2,3年の124名,理学療法士学科昼間部3年制1,2年の87名,夜間部4年制1,2,3年の107名,言語聴覚士学科昼間部2年制1,2年の52名の合計394名に対してGoogleフォームを用いたアンケート調査を実施し,単純集計の結果から比較分析した.

結果

各学科の割合を100%としてリハ栄養の認知率は,作業療法士学生(以下,OTS)4%,理学療法士学生(以下,PTS)5%,言語聴覚士学生(以下STS)8%とリハ栄養の認知率はSTSと比較しPTS,OTSが少なく,リハ栄養を知った経緯では1番が学校,次にSNSやテレビと答えた人が多かった.リハ栄養に対しての興味・関心は,OTS95%,PTS91%,STS89%とOTSが1番多い結果となった.

結論

学生間にリハ栄養について学びの機会を増やす事で臨床にでた際,積極的に行う事に繋がると考える.その為,病院ボランティアの参加などから積極的に学ぶ機会を自身で作る事も大切である.

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