卒業研究発表

理学療法士学生におけるアルバイトと意欲・成績・モチベーションの関係について

2021年度 【理学療法士学科 夜間部】 口述演題

背景

近年,学費や生活費のため多くの学生がアルバイトを行っている.理学療法士養成校の学生において,職種に関わるアルバイトを行うことが,意欲や成績に良い影響を与えるのではないかと考えた.

対象および方法

本校の昼夜間部の理学療法士学生,計243名(回答率84.7%)を対象とした.Googleフォームにてアンケートを実施し,項目は「アルバイトの種類」「頻度」「授業に対する意欲」「1日の自己学習時間」「1日の睡眠時間」「スマートフォン使用時間」「勉強方法は確立しているか」「明確な目標はあるか」とし,アンケート直前の成績と比較・検討した.

結果

成績と意欲に関係性が認められた.成績や意欲はアルバイトの種類や頻度との関係性は認められなかったが,睡眠時間,スマートフォン使用時間と関係性が認められた.

結論

成績はアルバイトの種類や頻度ではなく意欲の高さに関係があるものと思われる.意欲の高さは睡眠時間やスマートフォンの使用時間に関係があることから成績向上には生活リズムや勉強習慣の指導が重要であることが示唆された.

記事一覧
大阪医療福祉専門学校 TOP

CATEGORY MENUカテゴリーメニュー

もっと詳しく知りたい方は