卒業研究発表

女性の作業効率は排便によって左右されるのか

― 内田クレペリン検査を通して ―

2021年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

便秘は性別から見ると各年代を通じて女性に多く(平塚ら),便秘は日常生活に大きな影響を与えていて,作業効率に悪影響が認められ,便秘は健康状態だけでなく生活の質も損なう(浦尾ら)と述べている.そこで便秘があることで作業効率や集中力が低下するのかどうかを明らかにすることを目的とした.

対象者および方法

対象者は,大阪医療福祉専門学校の作業療法士学科昼間部3年(18歳~22歳以下の女性)18名に対して内田クレペリン検査(無料簡易版)を実施した.方法はZOOMにて検査用紙を使用して筆記で実施し,快便群と便秘群に分けて比較した.

結果

実験結果より有意差があるとは言えなかったが,2回目と3回目で比べると,快便群は数値が47から49へ回復したが,便秘群は数値が41から40へ低下した.

結論

今回の結果から,快便群の数値は回復がみられた為,繰り返した時に作業効率と集中力が上がる傾向があることがわかり,便秘を改善していく必要性があることを提言したい.この研究結果を基に,便秘症状のある女性学生に対して便秘の改善を促す食べ物を提示していきたい.

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