卒業研究発表

作業療法と理学療法を学ぶ学生の余暇に対する欲求の違い

― 学びの内容と余暇に対する欲求は関連するのか ―

2022年度 【作業療法士学科 夜間部】 口述演題

背景

曽我部らは,一般大学生とレクリエーション関係の資格取得を目指す学生の余暇に対する欲求の違いを調査したところ,双方の余暇の欲求には違いがあった.

対象者および方法

大阪医療福祉専門学校の理学療法学科77名,作業療法士学科71名,合計148名に対してアンケートによる調査を実施した.分析方法はT検定(片側検定)である.

結果

作業療法士学科と理学療法士学科を比較すると文化的活動に対する欲求を除く,身体的,野外的,社交的,社会的,学習的活動に対する欲求が理学療法士学科の方が高いという結果となり,作業療法士学科では社会的,文化的活動の欲求が高くなるという仮説とは異なる結果となった.

結論

社会的,文化的活動に対する欲求が作業療法士学科で高くならなかったのは青年期半ばにおける部活動等が影響していると考える.部活動は休日も行われ,それが習慣化したと考える.また作業療法士学科では最初は基礎の授業も多くあり文化的,社会的活動を必要とする授業が毎日行われている訳ではないため,それらの欲求が高くならなかったと考える.

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