卒業研究発表

新大阪駅員と本校学生の白杖使用者に対する意識調査と差異

2022年度 【視能訓練士学科 3年制】 口述演題

背景

登下校時,駅構内で白杖使用者の誘導をスムーズに行う駅員を見かけ,駅員の白杖使用者に対する意識や研修受講の有無について疑問を抱いた.研修を受講していない本校学生と駅員の白杖使用者に対する意識の差や研修受講の有無の差を明らかにし,本校学生の白杖使用者に対する意識向上や困っている白杖使用者に対してスムーズに手を差し伸べることができるようになることを目的とする.

対象者および方法

JR新大阪駅員67名,理学療法士学科3年制1年41名,作業療法士学科3年制1年43名.アンケート調査を行い,白杖使用者に対する意識の差を円グラフと棒グラフで比較する.

結果

白杖の役割についての認知度は学生が61%に対し駅員が88%,研修を受講したことがある割合は学生で4%に対し駅員は72%と,どちらも学生が低い結果となった.また,白杖や白杖使用者に対する理解の必要性に関しては,ほとんどの学生・駅員が必要であると回答した.

結論

白杖の役割,研修や講習の認知度向上のために学内にてポスター配布や掲示を行うことで,本校学生の白杖使用者に対する意識の向上や,研修受講者の増加に繋げる第一歩になると考える.

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