卒業研究発表

コロナ禍での高齢者の生活の変化について

2022年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

北條らが大学生を対象にコロナ禍の生活の変化に関する研究がある.そこで,作業療法で関わる機会の多い高齢者ではコロナによって生活はどのように変化しているのか興味を持った.高齢者はコロナによる生活の変化に対し,作業療法士はどんなことに貢献できるのかを考察してみた.

対象者および方法

日常生活が自立しており,施設に入所せず自宅で生活している健康な65歳以上の高齢者3名に面接を行った.面接内容からデータ化し,KJ法にて図式化しまとめた.

結果

データを図式化し関連性を考えた.その結果,特に高齢者特有の死に対する考え方と他との関連性に,相手のことを考えての行動や言動が共通していることがわかった.

考察

若い世代や働く世代の方が高齢者の想いを知ることで,自身にできる感染予防対策がもっとできるのではないかと考えた.また,自身が亡くなった時に,周りに迷惑をかけてしまうという高齢者の想いに対して,自分が亡くなることは,迷惑ではなく悲しいことだという思いを伝えていく必要性があると考える.作業療法士としては,高齢者に対して心身ともに支援し,関わることで,アフターコロナでよりよい老後を送ってもらうためのQOLの向上,維持に繋がるのではないかと考える.

記事一覧
大阪医療福祉専門学校 TOP

CATEGORY MENUカテゴリーメニュー

もっと詳しく知りたい方は