卒業研究発表

災害支援への参加意欲の調査

― PT,OT,ST学生に対して ―

2022年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

今後,南海トラフ地震などの大規模地震が起こることが予測されており,避難所生活では生活不活発病などの二次被害として問題視された.東日本大震災のような大規模災害となると,より多くのリハビリテーション支援が必要となるため,今後のjratの規模拡大と組織の充実は喫緊の課題である.そのため将来を担う医療従事者の学生に対して災害支援の興味,参加意欲を調査した.

研究方法

google formで災害支援に関するアンケート調査を行い,単純集計で統計処理を行った.アンケート内容は災害支援に関する興味の有無,参加希望率,参加の有無に対する理由などとした.

結果・考察

災害支援に興味がない人が50.3%であった.将来,災害支援に参加しない人の内,一番多かった意見が「機会がなさそう,少なそう」だった.災害支援に関する授業を受講した生徒の参加希望率は44%という結果から,授業を受けても災害支援への参加希望率は関係がない事が明らかになった.

結論

自然災害が多い日本で,参加者を増加させるにはまず興味持つことから始まり,参加機会を増やすために病院側のサポートや支援団体との連携が機能することによって避難所で適切な支援ができるようになり,被災者がより安心安全な避難所利用ができるようになると考える.

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